何度目かの誓い

私は繰り返すだろう。その愚かさに気づくまで。

また、またやった。何度目だ?
わからない。もう数えるのもやめてしまった。
私の腕の上を液体が滴る。この液体だけは私が生きていると思わせてくれる。
だからだろうか?繰り返してしまうのは。
何度も誓った。もうやらないと。何度も破った。その誓いを。
何度も、何度も、何度も、何度も、何度も。
幾度と繰り返した。もう覚えていないくらいに。
それでも私は繰り返すのだろう。それだけが救いだから。

すべてフィクションです。

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